きっかけは、ちょっとした不便でした
仕事もゲームも、同じ MacBook でしたいと思っていました。でも Mac で Windows ゲームを動かす方法を探すと、実用的な選択肢は事実上一つで、価格も気軽なものではありませんでした。
そのツールが悪いということではありません。選べる道が一つしかないことが残念でした。
開発の理由
Ember を作り始めた理由と、開発の目標をまとめました。
仕事もゲームも、同じ MacBook でしたいと思っていました。でも Mac で Windows ゲームを動かす方法を探すと、実用的な選択肢は事実上一つで、価格も気軽なものではありませんでした。
そのツールが悪いということではありません。選べる道が一つしかないことが残念でした。
Mac で Windows プログラムを動かせるのは、 Wineを30年以上にわたって磨いてきた人たちのおかげです。DXVK、DXMT、FEX、MoltenVK などのプロジェクトや、その上でツールを作ってきた企業・個人の貢献も大きなものです。Ember も、これらのプロジェクトを基に作っています。
選択肢が増えれば、作り手もより早く前に進めます。Ember がその選択肢の一つになればと思っています。オープンソースに加えた変更は公開します。
ゲームでも Apple Silicon の性能を十分に使いたいと思いました。実行環境やグラフィックス変換のボトルネックを減らし、 ハードウェアの性能を使い切ることを目指しています。
そのため、グラフィックスは D3DMetal、DXMT、DXVK に、コード変換は Rosetta と FEX の両方に対応しています。アプリがゲームごとに最も速い経路を選び、Ember Flow のフレーム生成、Ember Forge のディテール復元、Ember Boost のゲームモードブーストを加えます。
ゲームのインストールから起動、終了後の後片付けまで、アプリで扱えるように開発しています。設定ファイルを開いたり、コマンドを覚えたりする必要はないはずです。
問題が起きたら Ember に聞いてください。原因を探して設定を調整し、変更を元に戻せるよう記録を残します。
速さは数字でお伝えしたいと思っています。以下はこの Mac(M4 Pro)で測った値です。シーンや設定によって変わります。
10/18–20 の smoothjob・spinless・fpslat・realign 比較記録。内部遅延と入力→画面では測定方法が異なります。 条件と出典を見る。一定の遅延を保証するものではありません。
動かないゲームや機能も隠さず、互換性リストに記載します。うまくいくものだけ見せても、選ぶための参考にはならないからです。
— Ember の開発者